遊子パール 《越物アコヤ真珠》
良質なアコヤ真珠養殖漁場で有名な愛媛県宇和島市。
その中でも、素材すべてが、高い養殖技術を持つ遊子漁協産の真珠です。
遊子漁協では高品質の真珠が揃うことから、産地ブランドが可能になりました。
全国区においても最高品質の遊子パールは、宇和海の典型的なリアス式海岸で生産されています。
沿岸には小さな湾や入江が多数あり、水深は深く、海は穏やかで、日本最高の真珠養殖場といわれています。
遊子湾の特徴は、夏季に通常5~6回の急潮(黒潮から分岐した暖水魂が密度流となって湾内に流入するもの)が定期的に起こり、低層水の栄養塩を表層に回帰させ、アコヤ貝の餌となる植物プランクトンを増加させます。
養殖イカダも遊子湾の特長を生かし、イカダとイカダの間隔を広く取り、プランクトンと酸素の供給をより良く保たれています。
また、湧昇流(海底部の海流が海底の突起物などにぶつかり、海面に向けて吹き上げる流れ)と水深が深いことで8メートルの深吊りが可能となり、キメの細かい真珠を作ります。
技術面では、主要な真珠核の大きさが直径7.26mmであるのに対して、遊子パールは、直径6.06mmのものを使用し、2年近く母貝で育てられています。
これは、同じ大きさの真珠を作るのに当年物(養殖期間一年未満のもの)と越物(養殖期間一年以上のもの)による違いで真珠層の厚みの差となって現れてきます。
また、一般的には、生産性や見た目での品質の良さから当年物が主流ですが、遊子パールは、越物が主流であり、当年物の花珠真珠では表現の出来ない【巻き】と【テリ】、【キメの細かさ】にこだわっています。
越物は、真珠の重要な品質である真珠層の厚みグレードの【巻き】が厚く、真珠独特の深みのある輝きグレードの【テリ】があります。
このように遊子パールの珠一つ一つの完成度もさることながら、ネックレスの場合、ネックレス全体の珠の色・テリ・大きさなどの揃い具合をさす【連相】が重要視されます。
一般的な花珠真珠の場合、各地で生産された真珠を集めて作っているため、よく見ると若干【連相】が悪いものがあったり、それぞれの珠の生産環境や生産技術の違いで経年変化による【連相】の劣化が、早期に訪れたりすることがあります。
【連相】を合わせるのは至難の業で、花珠真珠の【連相】が良い最高級品は、それだけで高額になります。
遊子パールは、同じ産地の物でネックレスを組んでいますので、【連相】が合わせ易く、同等品質の華珠真珠よりお買い求めやすくなっています。
越物真珠の特徴である【巻き】の厚さ、【テリ】の良さ、遊子パールならではの【キメの細かさ】も加え、【連相】を含めた経年変化がとても少なく、長く安心してお使いいただけます。
NE7005
SV/K14WG アコヤパール ネックレス/イヤリング セット (7.0~7.5mm珠) 273,000円
NE7508
SV/K14WG アコヤパール ネックレス/イヤリング セット (7.5~8.0mm珠) 346,500円
SV=シルバー, WG=ホワイトゴールド
価格は、2008年3月現在の弊社販売価格(税込)です。
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Posted by 村瀬 章人 [ 3/22/2008 ]
URL : http://jwl-kyoya.blogspot.com/2008/03/blog-post.html
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